■
さぁさぁ今日も映画を見ようかね。
「家族ゲーム」
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 2001/08/24
- メディア: DVD
- クリック: 35回
- この商品を含むブログ (86件) を見る
私はこの映画を見る1日前に「SMA STATION」を見ておりました。松田優作特集でしたね。
震えましたよ、この松田優作という人の演技にかける情熱に。かつてロバートデニーロ(デニーロアプローチ)でも感じたあの衝撃が蘇りました。
今作品はアクション映画ではありません。しかし、松田優作の演技の端々に魅力が凝縮されておるんですな。
内容は、平凡な家族の末っ子が高校受験のために、松田優作演じる家庭教師を招き、受験を通して成長する過程を見せる映画。
しかし、内容はそんな生ぬるいもんじゃない、家庭を取り巻く色んな環境を、面白おかしくブラックユーモアたっぷりにお届けしております。そして、社会へ向けての家庭崩壊への警鐘を発信している今作品。特に、横並びに座り食事をする場面(多々あるのですが)は、家族でありながらもお互いに向き合えない、現在でもかなり問題として取り上げられている事象を絶妙のカメラワークと、役者達の間を使い描かれています。
演技の見所が多すぎてとにかく見てくださいとしか言えないですね。まぁ、あえてお勧めと言われればこれしかありません。最後、家族+松田優作で食事をするシーンでの松田優作には鳥肌が立ちます。正に現代家族を象徴するシーン、凄いとしか言えない。
昔の作品ではありますが、現代映画に全く遜色ありません。寧ろ、現在も尚輝き続ける作品であるといえます。
是非是非ご鑑賞ください。