常に私の心を潤してくれるのはこいつらです。
やまむらはじめ」「夢のアトサキ」
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以前この作者の作品を紹介したことがありますが、もういっちょ。
とても現実的なストーリーを見たのは初めてです(単行本まるまる一冊という意味で)。
ストーリーは、美術への夢がいつまでたっても宙ぶらりんになっている大学生を中心に、その部活?仲間達のお話。
心理描写が独特でとても上手い。言葉に、地の文に、絵にそこらかしこに感情の起伏が含まれている。
なんか甘酸っぱく、大学というゆったりまったりとした場所がストーリーにマッチしている(もちろん大学生の話を書いているのだから当たり前なのだが)。
私としては、もっとゆったりと単行本3冊ぐらいに纏めて欲しいという感じなのだが、これぐらいが丁度いいのだろう。
この作者のもっとこういう話がいっぱい読みたくさせる単行本でした。
お暇なときのお供にどうぞ。