うたわれるものはいつ発売になるんだろうか…
光田康典」「クロノ・トリガー オリジナル・サウンド・ヴァージョン」

私と同世代の(20代ぐらい)人間で、ゲームを多少でも嗜んだ人にこのゲームの洗礼を受けなかった人はいないでしょう。
大ヒット作「クロノ・トリガー」です。
とにかく、このアルバムは聞いてください。
私は、このアルバムは今でもゲームサントラ中最高位のアルバムだと思ってます。
音の一つ一つが洗練された作りになっていて、当時の少ない音源をフルに活用した奥行きのある素晴らしいハーモニーの数々。
いや、少ない音源だからこそ素晴らしさが滲み出ているのだろう。現在のゲームミュージックは、確かに音が綺麗で、生音?と感じさせるぐらいの音が一杯あります。しかし、その代償として、一つ一つの音に存在感が薄れてしまっているような気がします。聞かせ処とでもいうんでしょうか、そこがぼやけ、ユーザーに(私に)響きにくくなってきた気がします。音に制限があるからこそ、その少ない音の中での「最高」を目指した結果が、この最高のアルバムに繋がったんじゃないでしょうか。
人間は制限があるからこそ、強い。目標に向かうのに道が一杯ありすぎると、その結果曖昧で、ぼやけが生じる気がします(道がたくさんあるおかげで、今日の音楽の発達があるのも又事実ですが)。
そして、音だけではどうにもならない。素晴らしいメロディの数々。これはもはや、ゲームミュージックにありがちな「ゲームのシナリオありき」では全くありませんね。
「こんな曲を作曲したい!」と思わせる曲が多数、それは、当時も今も色褪せることがありません。

私の中では、多分このアルバムを越えるゲームミュージックアルバムは現れないでしょう。そんな珠玉の名作を是非ともお聞き下さい。



漫画を少し売ったおかげで、部屋が多少広々してすっきり気分です。



でも、いつも思うんです。
現実は、現実を教えてくれたけど
現実は、子供の頃の夢を現実に変えることが出来ないことも教えてくれた。
あの頃は現実と言う言葉を知らなかった、そのほうが良かったのか
現実を知ったことで、より夢を現実へと繋げれるようになった今がいいのか。
答えは見つからないが、とにかく私は現実を進むしかなく、
今日も現実と戦っています。



それでは次回又お目にかかれたら幸いです。